ホラー作家の津久田舞々(つくだまいまい)は、編集者の勧めで訪れた過疎の町・古賀音(こがね)の町長から「滞在してこの町のことを書き残してほしい」と依頼される。到着初日に怪奇現象に見舞われた上、「あるもの」の封印を解いてしまった舞々は、その後も手を替え品を替え迫り来る怪異から逃れつつ、どこか異常なこの町の真実に辿り着く。『奇談蒐集家』の著者が贈る愛すべきジェントル・ゴースト・ストーリー。
(単行本『優しい幽霊たちの遁走曲』改題・文庫化)
カイイヒツロクシャ 怪異筆録者
在庫あり