パパイラスノフネ パパイラスの舟 海外ミステリ随想

未刊
- 定価
- 1,320円(本体価格:1,200円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- 文庫判
- ページ数
- 416ページ
- 初版
- 2025年12月26日
- ISBN
- 978-4-488-48821-5
- Cコード
- C0195
- 文庫コード
- M-こ-10-1
- 装画
- 柳智之
- 装幀
- 岩郷重力+T.F
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内容紹介
いまだ見果てぬアメリカ探偵小説という大海を、小鷹信光は如何に航海したか。夫婦探偵小説のパターン分類、フランスのセリノワール叢書から発見したジム・トンプスン、エドガー短編賞受賞作研究、書誌をめぐるジョン・D・マクドナルドとファンの交流、ロス・マクドナルドとリュウ・アーチャーの歪な関係、ハードボイルドにおける “英雄” の死とは――情熱と好奇心の赴くまま舵を切り、書物の海を縦横無尽した読書と調査の記録。日本におけるアメリカ探偵小説受容に絶大な影響を及ぼし、今なお読書の自由さを指し示すコンパスたるエッセイの名著。
目次
1 ロードマップの羅針盤 ――ミステリと私――
2 天国どころか大時化(しけ)だ! ――夫婦探偵小説について――
3 センチメンタルな夜間航路 ――夫婦探偵小説とクェンティン――
4 ハードボイルド・ジャーニー ――私のハードボイルド小説観――
5 暗黒のフランス航路 ――フランスのセリノワール――
6 船荷はメイド・インUSA ――セリノワールとジム・トンプスン――
7 バルティック海の幻想の船旅 ――短篇小説のたのしみかた――
8 船長の過去が気にかかる ――アメリカのファンジンとJ・D・マクドナルド――
インタールード1 外国作家の書誌のつくりかた
9 ロサンジェルス航海日誌 ――風物誌1――
10 船上のホット・ドッグ ――風物誌2――
11 犬を降して錨を上げて ――風物誌3――
12 空飛ぶ水先案内人 ――ハードボイルド小説のプロトタイプ――
13 あなたにもかかわりのある船旅 ――ロス・マクドナルドと『一瞬の敵』――
14 実存的抒情航路 ――ホレス・マッコイ論――
15 パラノイアックな紙魚 ――ハメット・チェックリスト――
16 サンタバーバラ港へ! ――ロス・マクドナルドの暗い青春――
17 帆走する大商船隊 ――男性雑誌アーゴシーの魅力――
18 女は乗せない輸送船 ――アーゴシーと冒険小説――
インタールード2 辞書を読むたのしさ
19 船頭小唄にひかされて ――マイク・シェーンとブレット・ハリデイ――
20 大波・小波・三角波 ――ニューヨーク生まれの五人の作家――
21 中古帆船暴走中! ――マシスン『激突!』私見――
22 ぼろ船からは鼠が逃げる ――ウェストレイクの身辺調査――
23 艦旗はためくMasthead(マストヘッド) ――献辞の話1――
24 この者、航海中飲酒を禁ず ――献辞の話2――
25 半旗を掲げたゲッタウェイ ――男の意地と花道――
26 娘たちのための最後の航海 ――新しい短篇小説の魅力――
「あとがき」にかえて
小鷹信光の若き日の航海、あるいは刊行五十年目の読書ガイド=小山正
2 天国どころか大時化(しけ)だ! ――夫婦探偵小説について――
3 センチメンタルな夜間航路 ――夫婦探偵小説とクェンティン――
4 ハードボイルド・ジャーニー ――私のハードボイルド小説観――
5 暗黒のフランス航路 ――フランスのセリノワール――
6 船荷はメイド・インUSA ――セリノワールとジム・トンプスン――
7 バルティック海の幻想の船旅 ――短篇小説のたのしみかた――
8 船長の過去が気にかかる ――アメリカのファンジンとJ・D・マクドナルド――
インタールード1 外国作家の書誌のつくりかた
9 ロサンジェルス航海日誌 ――風物誌1――
10 船上のホット・ドッグ ――風物誌2――
11 犬を降して錨を上げて ――風物誌3――
12 空飛ぶ水先案内人 ――ハードボイルド小説のプロトタイプ――
13 あなたにもかかわりのある船旅 ――ロス・マクドナルドと『一瞬の敵』――
14 実存的抒情航路 ――ホレス・マッコイ論――
15 パラノイアックな紙魚 ――ハメット・チェックリスト――
16 サンタバーバラ港へ! ――ロス・マクドナルドの暗い青春――
17 帆走する大商船隊 ――男性雑誌アーゴシーの魅力――
18 女は乗せない輸送船 ――アーゴシーと冒険小説――
インタールード2 辞書を読むたのしさ
19 船頭小唄にひかされて ――マイク・シェーンとブレット・ハリデイ――
20 大波・小波・三角波 ――ニューヨーク生まれの五人の作家――
21 中古帆船暴走中! ――マシスン『激突!』私見――
22 ぼろ船からは鼠が逃げる ――ウェストレイクの身辺調査――
23 艦旗はためくMasthead(マストヘッド) ――献辞の話1――
24 この者、航海中飲酒を禁ず ――献辞の話2――
25 半旗を掲げたゲッタウェイ ――男の意地と花道――
26 娘たちのための最後の航海 ――新しい短篇小説の魅力――
「あとがき」にかえて
小鷹信光の若き日の航海、あるいは刊行五十年目の読書ガイド=小山正





















