カタナトカサ 刀と傘
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内容紹介
慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平――後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。明治の世を前に、二人は数々の不可解な事件と出合う。動乱の陰で生まれた犯罪から論理の糸が手繰り寄せる名もなき人々の悲哀、その果てに何が待つか。本格ミステリ大賞受賞の連作時代本格推理。
目次
「佐賀から来た男」
「弾正台切腹事件」
「監獄舎の殺人」
「桜」
「そして、佐賀の乱」
「弾正台切腹事件」
「監獄舎の殺人」
「桜」
「そして、佐賀の乱」