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オモイデレッシャガカケヌケテユク 思い出列車が駆けぬけてゆく 鉄道ミステリ傑作選

思い出列車が駆けぬけてゆく

在庫あり

定価
990円(本体価格:900円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > アンソロジー
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
410ページ
初版
2022年9月16日
ISBN
978-4-488-40517-5
Cコード
C0193
文庫コード
M-つ-1-7
装画
前田なんとか
装幀
石松経章(Keisyo事務所)

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内容紹介

新婚旅行で伊豆を訪れた、トラベルライターの瓜生慎・真由子夫妻。修善寺発、東京行きのお座敷列車に偶然乗車することになった二人は、車内で大事件に巻き込まれてしまう……(「お座敷列車殺人号」)。他にもブルートレイン、α列車など、いまでは姿を消した懐かしい車輛、路線が登場する、“レジェンド”辻真先の鉄道ミステリから評論家・戸田和光がチョイスした珠玉の12編。

目次

「お座敷列車殺人号」
「夜行急行殺人号」
「ブルートレイン殺人号」
「α列車殺人号」
「郷愁列車殺人号」
「白い闇の駅」
「オホーツク心中」
「遠い日、遠いレール」
「終電車の囚人」
「鉄路が錆びてゆく」
「東京鐵道ホテル24号室 」
「轢かれる」

著者紹介

辻真先 (ツジマサキ)

1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒。NHK勤務後、『鉄腕アトム』『サザエさん』『サイボーグ009』『デビルマン』『Dr.スランプ アラレちゃん』など、アニメや特撮の脚本家として幅広く活躍。72年『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家としてデビュー。現在でもTVアニメ『名探偵コナン』の脚本を手掛けるほか、大学教授として後進の指導にあたっている。82年『アリスの国の殺人』が第35回日本推理作家協会賞を、2009年に牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』が第9回本格ミステリ大賞を受賞。19年に第23回日本ミステリー文学大賞を受賞。20年刊行の『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』は、年末ミステリランキング3冠を達成する。

戸田和光 (トダカズミツ)

1960年東京都生まれ。埼玉大学卒。『ミステリーズ!』や『拳銃天使』『日影丈吉全集 別館』などの書誌情報提供をはじめ、多方面で活躍。〈山沢晴雄セレクション〉の『死の黙劇』『ダミー・プロット』の編纂にも関わる。鉄道ファン。

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