リー・スローカム検死官が、ふたたび検死審問をおこなうことになった。今回の案件は、火事に巻きこまれて焼死したとおぼしき作家ティンズリー氏の一件。念願の陪審長に抜擢され、大いに張り切るうるさがたのイングリス氏は、活発に意見を述べ、審問記録に注釈を加え、さらには実地検分に出かける気合いの入れよう。はたして、いかなる評決が下るのか。傑作『検死審問』の続編登場。解説=西上心太
*第2位『2010本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
*第7位『IN★POCKET』2009年文庫翻訳ミステリーベスト10/翻訳家&評論家部門
ケンシシンモンフタタビ 検死審問ふたたび
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