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シミノテチョウ 13 紙魚の手帖 vol.13 OCTOBER 2023

紙魚の手帖 vol.13 OCTOBER 2023

在庫あり

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 紙魚の手帖
  1. 国内ミステリ > ミステリ
判型
A5判並製
ページ数
311ページ
初版
2023年10月6日
ISBN
978-4-488-03118-3
Cコード
C0093
装画
Noribou
装幀
アルビレオ

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内容紹介

■第33回鮎川哲也賞選評、および第1回創元ミステリ短編賞選評&受賞作・小倉千明「嘘つきたちへ」、水見はがね「朝からブルマンの男」掲載。■本誌初登場! 新野剛志が贈る、終戦まもない東京を活写する連作、『粒と棘』連載スタート。■今村昌弘による〈明智恭介〉シリーズ最新短編、「泥酔肌着切り裂き事件」掲載。■コラム新連載 あらゆるミステリ作家や作品について綴る、戸川安宣「みすてりあーな・のーと」ほか。

目次

【受賞作決定!】
第33回鮎川哲也賞 選評 辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩
第1回創元ミステリ短編賞 選評 大倉崇裕・辻堂ゆめ・米澤穂信

【第1回創元ミステリ短編賞受賞作】
嘘つきたちへ 小倉千明
●小学校卒業以来、久方ぶりに東京で再会した三人。自然とあの日、あの事件を思い出す……

朝からブルマンの男 水見はがね
●喫茶店で週三回、一杯二千円のコーヒーを注文する奇妙な客。彼の目的とは一体何か?

【新連載】
粒と棘 第1話 幽霊とダイヤモンド 新野剛志
●元飛行士の担ぎ屋を尋ねて闇市には怪しい男の姿が。終戦から間もない東京を活写する連作

【〈明智恭介〉シリーズ最新作!】
泥酔肌着切り裂き事件 今村昌弘
●明智恭介からの電話着信は、厄介な事件が持ち込まれる前兆だ。ただ今朝はいつもと様子が違って……

【小説】
明治殺人法廷 第6回 芦辺 拓
●一家大量殺人の容疑者の弁護に立つ決意を固めた迫丸。かくして法廷の扉が開く――

きみのかたち 第9回 坂木 司
●シュンの自宅であるマンションを訪れた大地とイリコ。だが、小学生にとっては問題は山積みで……

名探偵の有害性 第3回 桜庭一樹
●第三の事件で絶体絶命の危機に陥った名探偵。三十年後の今、その場面を私たちはテレビで見ている――

記憶の対位法 第6回 高田大介
●紙片の謎を調べる一方、新聞記者としても飛び回るジャンゴ。そして友人の身に思わぬ事件が……

神の目 フランシス・ハーディング 児玉敦子 訳
●ロンドン上空の気球から画家が不審な落下死を遂げた。容疑をかけられたメイドを助けようと下働きの少年は調査をはじめる

※澤村伊智「特撮なんて見ない」は休載です

【コミック】
第3回 レーザービーム・ステッチ 熊倉 献
●「パーカーの袖を、4本にして欲しいの」奇妙な頼みごとに想像は膨らんで……

【特別企画】
日本推理作家協会賞2023年 翻訳小説部門賞 受賞記念翻訳者インタビュー

【ESSAY】
私の小さな地図帖 その三 子供たちの旅 山崎佳代子
装幀の森 第8回 柳川貴代
翻訳のはなし 第11回 『失われたものたちの本』 田内志文
ホームズ書録 パリの実録であるかのようなホームズ翻訳 北原尚彦

※若島 正「乱視読者の読んだり見たり」は休載です

【COLUMN】
みすてりあーな・のーと その1 フィルポッツとクリスティ 戸川安宣
ひみつのおやつ*芋けんぴ 市川哲也
私の必需品*古本あれこれ 柳川 一

【INTERVIEW 期待の新人】
岡本好貴

【INTERVIEW 注目の新刊】
『ヴァンプドッグは叫ばない』 市川憂人
『でぃすぺる』 今村昌弘

【BOOKREVIEW】
[文芸全般]   瀧井朝世
[国内ミステリ] 宇田川拓也
[翻訳ミステリ] 村上貴史
[SF]      渡邊利道
[ファンタジイ] 三村美衣

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