推理小説の名探偵に憧れて〈天野春近探偵事務所〉を開いたものの、依頼はそれほど多くはない。以前の事件で知り合った中学生・楓の家庭教師も副業として継続している。そんな夏の日、どこか不自然な様子を見せる園児がいるので調べてほしいと、保育園の園長から相談を受けた。表立って不審な点は見られないが、長年子どもたちに接してきた園長のカンだという。調べを始めて数日後、春近は園児との散歩途中にこちらを指さすような動きをする子どもの霊に気づく。その霊は先月に亡くなったばかりの園児だと判明するが、はたしてその動きは何を意味しているのか?
『ただし、無音に限り』に続く、“霊の記憶が視える”私立探偵・天野春近の調査ファイル。
ナツニイノリヲ 夏に祈りを ただし、無音に限り
在庫あり
- 定価
- 1,870円(本体価格:1,700円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- 四六判仮フランス装
- ページ数
- 224ページ
- 初版
- 2022年3月11日
- ISBN
- 978-4-488-02016-3
- Cコード
- C0093
- 装画
- 中野カヲル
- 装幀
- 岩郷重力+WONDER WORKZ。