色鮮やかな花々の咲く、比類なく美しい庭園オーブラン。
ある日、異様な風体の老婆に庭園の女管理人が惨殺され、その妹も1ヶ月後に自ら命を絶つという痛ましい事件が起きる。殺人現場に居合わせた作家の“私”は、後日奇妙な縁から手に入れた管理人の妹の日記を繙(ひもと)くが、そこにはオーブランの恐るべき過去が綴られていた。――かつて重度の病や障害を持つ少女がオーブランの館に集められたこと。彼女達が完全に外界から隔絶されていたこと。謎めいた規則に縛られていたこと。そしてある日を境に、何者かによって次々と殺されていったこと。
なぜオーブランは少女を集めたのか。彼女達はどこに行ったのか?
楽園崩壊に隠された驚愕の真相を描いて、第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選した表題作ほか、“少女”にまつわる謎を描く全5篇を収める。
*第6位『闘うベスト10 2013』
*第8位『ミステリが読みたい!2015年版』国内篇
*第9位「闘うベストテン場外乱闘篇 ROUND2」国内篇(2014年1月13日、於・新宿ロフトプラスワン)
オーブランノショウジョ オーブランの少女 【単行本版】
在庫なし
- 定価
- 1,650円(本体価格:1,500円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- 四六判仮フランス装
- ページ数
- 264ページ
- 初版
- 2013年10月25日
- ISBN
- 978-4-488-01778-1
- Cコード
- C0093
- 装画
- シライシユウコ
- 装幀
- 岩郷重力+WONDER WORKZ。