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デイスが偶然拾った〈太陽の石〉の肩留め。それが眠れる魔道師を目覚めさせ、デイスの奥に潜む記憶を呼び覚ます。『夜の写本師』『魔道師の月』で話題沸騰の著者の第三長編。

春山で吹雪に遭遇した恋人たち、孤島に取り残された幼い姉弟、居酒屋で安楽椅子探偵と出会った男……。端正なロジックで形作られた、万華鏡のごとき九編のミステリを収める。

酉乃初、普通の高校一年生。だけど実は、レストラン・バー『サンドリヨン』で活躍する凄腕マジシャン。彼女が遭遇した出来事を解き明かす、第十九回鮎川哲也賞受賞作。

宿泊客の不審死に、とんでもない悪ガキの世話、さらには女たらしのドアマンと、堅物の支配人バクスターの頭痛の種はふえるばかり。そのうえ女主人セシリーの探偵癖も……。

ニューヨークで共同生活を送っている恭平と篤郎のもとを、日本人メジャーリーガーが突然訪ねてきた。チーム内のトラブルを解決してほしい──。野球小説の名手が描く、痛快小説登場。

部分的な戦いは、読みの力で解決できるが、高度の作戦を必要とする戦術は読みだけでは解決できない。局面の全体的な動きを把握してこそ、その場に応じた戦術が可能になる。

第九回ミステリーズ！新人賞受賞作決定。受賞作、近田鳶迩「かんがえるひとになりかけ」掲載。没後十年、鮎川哲也の魅力をあらためて紹介する特集「没後十年　鮎川哲也を読み直す」ほか。

放送部部長が何者かに殺害された旧体育館の舞台袖は、密室状態だった。嫌疑をかけられた卓球部の先輩のために、柚乃は学内一の天才に縋った。学内で暮らすというアニオタに。

ミナはただの女の子じゃない。夜が大好き。型にはまらず自由で、喜びに満ちていて……。『肩胛骨は翼のなごり』の前日譚。ひとりの個性的な女の子の、大きく羽ばたく心の物語。

本当に少女は母親を殺して埋め、伯母と従姉妹を殺し建物に火を放ったのか？　証人たちががひとつ証言するたびに、浮かび上がる事件の様相。真実は何処に。気鋭の処女作登場。

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