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クマトサヨナキドリ 熊と小夜鳴鳥 冬の王1

熊と小夜鳴鳥

在庫あり

定価
1,430円(本体価格:1,300円)
ジャンル
  1. ファンタジイ > ファンタジイ
レーベル
  1. 創元推理文庫(F)
判型
文庫判
ページ数
488ページ
初版
2022年11月11日
ISBN
978-4-488-59904-1
Cコード
C0197
文庫コード
F-ア-4-1
装画
海島千本
装幀
大野リサ

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内容紹介

領主の娘ワーシャは、精霊を見る力をもつ少女だった。だが生母が亡くなり新しい母がやってきたことで、彼女の人生は一変する。継母は精霊を悪魔と言って嫌ったのだ。さらに都から来た司祭が精霊信仰を禁じたため、精霊たちの力が弱くなってしまう。ある冬、村を悪しき魔物が襲った。ワーシャは精霊を助け、魔物と戦うが……。運命の(くびき)軛に抗う少女の成長と闘いを描く、三部作開幕。著者あとがき=キャサリン・アーデン/訳者あとがき=金原瑞人・野沢佳織

著者紹介

キャサリン・アーデン

米国テキサス州生まれ。ヴァーモント州のミドルベリー大学でフランス語とロシア語を学ぶ。在学中、断続的に2年をモスクワで過ごした。大学卒業後、ハワイの農場で働いているときに書き始めたのが『熊と小夜鳴鳥(サヨナキドリ)』〈冬の王1〉で、紆余曲折を経て2017年に刊行され、2018年ローカス賞の第一長編部門の最終候補となり20カ国以上で出版される。〈冬の王〉3部作は2巻目『塔の少女』が2018年、3巻目The Winter of the Witchが2019年に刊行され、2020年ヒューゴー賞シリーズ部門にノミネートされた。

金原瑞人 (カネハラミズヒト)

1954年生まれ。翻訳家・法政大学教授。訳書にディレイニー『魔使いの弟子』、『魔使いの呪い』『魔使いの秘密』、ブロック〈ウィーツィ・バット・ブックス〉全5巻プライス『500年のトンネル』(以上東京創元社)、ストラウド『バーティミアス』(理論社)、クラッチャー『アイアンマン』(ポプラ社)、ローズ『ティモレオン』(中央公論文庫)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、アランハフト『ラスト・ドッグ』(ほるぷ出版)、ウェストール『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店)など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』(牧野出版)、編著書に『12歳からの読書案内』などがある。

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