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キゲキヒキゲキ 喜劇悲奇劇

喜劇悲奇劇

在庫なし

定価
1,056円(本体価格:960円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
410ページ
初版
2010年1月22日
ISBN
978-4-488-40219-8
Cコード
C0193
文庫コード
M-あ-1-9
装画
松尾かおる
装幀
柳川貴代+Fragment

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内容紹介

アルコール浸りの落ちぶれ奇術師七郎は、動く一大娯楽場〈ウコン号〉の処女航海で冴えない腕前を披露することになった。紹介されたアシスタントを伴い埠頭に着いたところが、出航前から船内は何やら不穏なムードに満ちている。案の定というべきか、初日直前の船内で連続殺人の騒動が持ち上がり、犠牲者には奇妙な共通点が見出され……。上から読んでも下から読んでも「きげきひきげき」――題名に始まり、章見出しや登場人物も回文ずくめ。言葉遊びへの造詣こよなく深いミステリ界の魔術師が物した、奇抜な謎とぺてんの楽しさてんこ盛りの本格長編ミステリ。作者のことば=泡坂妻夫/解説=新保博久

著者紹介

泡坂妻夫 (アワサカツマオ)

1933年東京生まれ。75年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となりデビュー。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。著書に『11枚のとらんぷ』『亜愛一郎の狼狽』『湖底のまつり』『煙の殺意』『妖女のねむり』『しあわせの書』『生者と死者』『夜光亭の一夜』等がある。奇術界でも著名で、69年に石田天海賞を受賞。2009年没。

著訳者の既刊本

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