1377年、ロンドン。富裕な貿易商トーマス・スプリンガル卿が、邸の自室で毒殺された。下手人と目されたのは、屋根裏で縊死していた執事。トーマス卿の部屋の外は、人が通れば必ず“歌う”通称〈小夜鳴鳥の廊下〉。証言によれば、当夜この廊下を歩き部屋に入った者は、執事ただひとりなのだ。だが……? 不可能犯罪の様相を呈する難事件に挑むは、酒好きで陽気なクランストン検死官と、その書記アセルスタン修道士。中世謎解きシリーズ、堂々の開幕。解説=大津波悦子
*第10位『2007 本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
ドクハイノサエズリ 毒杯の囀り
在庫なし
- 定価
- 880円(本体価格:800円)
- ジャンル
- レーベル
- シリーズ
- 判型
- 文庫判
- ページ数
- 312ページ
- 初版
- 2006年9月29日
- ISBN
- 978-4-488-21902-4
- Cコード
- C0197
- 文庫コード
- M-ト-7-1
- 装画
- 建石修志
- 装幀
- 中島かほる