『オセロー』をミステリ風に脚色すべく、ハリウッドでシェークスピア漬けの毎日を送っていたエラリーは、ロス警察のペルツ警部補を訪ねた折、モーナ・リッチモンドの訃報に接する。死の現場は『ハムレット』の舞台と同じ名で呼ばれるエルシノア城。サイレント時代に一世を風靡し巨富を築いた女優モーナの、隠棲の地であった。この怪死事件に幕を開けた城を繞る悲劇に翻弄され、シェークスピアの呪縛に苦悩する名探偵。終幕に待ち受ける、本格ミステリの精神に満ちた真相とは?――巨匠エラリー・クイーンが遺した精細なシノプシス「間違いの悲劇」に、単行本未収録の7編を併せ収める。巻末エッセイ=有栖川有栖/訳者あとがき=飯城勇三
*第2位『2007 本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
マチガイノヒゲキ 間違いの悲劇
在庫なし
オンライン書店で購入
内容紹介
目次
「動機」
「結婚記念日」
「オーストラリアから来たおじさん」
「トナカイの手がかり」
「三人の学生」
「仲間はずれ」
「正直な詐欺師」
「間違いの悲劇」
「結婚記念日」
「オーストラリアから来たおじさん」
「トナカイの手がかり」
「三人の学生」
「仲間はずれ」
「正直な詐欺師」
「間違いの悲劇」