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クツニスムロウバ 靴に棲む老婆

靴に棲む老婆

在庫なし

定価
748円(本体価格:680円)
ジャンル
  1. 海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
シリーズ
  1. エラリー・クイーン・シリーズ
判型
文庫判
ページ数
392ページ
初版
1959年9月25日
ISBN
978-4-488-10431-3
Cコード
C0197
文庫コード
M-ク-1-21
装画
ひらいたかこ
装幀
磯田和一

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内容紹介

●山口雅也氏推薦――「童謡(マザーグース)の幻想に酔い、探偵(エラリー)の論理に唸る。これぞ私のミステリ桃源郷(シャングリラ)。」

靴作りで巨億の財をなして《靴の家》に住む、老婆と6人の子供たち。この一家に時代錯誤な決闘騒ぎが勃発、エラリーらの策も虚しく、奇妙な殺人劇へと発展する。“むかし、ばあさんおったとさ、靴のお家に住んでいた”マザーグースの童謡のままに展開する異様な物語! ナンセンスな着想と精妙な論理が輝く、風変わりな名作。(初刊時タイトル『生者と死者と』を改題)

著者紹介

エラリー・クイーン

アメリカの作家。フレデリック・ダネイ(1905‐82)とマンフレッド・B・リー(1905‐71)の、いとこ同士による合同ペンネーム。1929年、出版社のコンテストに投じた長編『ローマ帽子の謎』でデビュー。同書を第一作とする〈国名シリーズ〉と、当初はバーナビー・ロス名義で発表されたドルリー・レーン四部作でミステリ界に不動の地位を得る。その後も作者と同名の名探偵が活躍する傑作をいくつも著し、ダネイは雑誌〈エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉で多数の作家を世に送り出したほか、ミステリ研究者、アンソロジストとしても功績を残した。「アメリカの推理小説そのもの」と評された、巨匠中の巨匠である。

井上勇 (イノウエイサム)

1901年広島県生まれ。1923年、東京外国語学校(東京外国語大学)卒業。翻訳家。1985年歿。

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