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セツナノナツ 刹那の夏

刹那の夏

在庫僅少

定価
2,200円(本体価格:2,000円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 短編集
判型
四六判並製
ページ数
286ページ
初版
2025年10月31日
ISBN
978-4-488-02935-7
Cコード
C0093
装画
吉田ヨシツギ
装幀
西村弘美

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内容紹介

災害により甚大な被害を受けた地にボランティアとして訪れた女性二人組。宿の娘は、生涯独身を貫いた伯父の遺品であるミニチュアの文机と本が入れられたボトルを彼女たちに見せる。ボトルの中の本の開けない頁に記されているはずの言葉をみつけるため、三人は伯父が少年時代の夏の追憶を綴ったノートから、隠された秘密を探っていく――表題作ほか、通り魔殺人が連続して起きている北の果ての町で、アパートの隣室同士になった孤独な男女の交流が思わぬ展開を遂げる「地の涯て(ランズ・エンド)」など五編を収録する。
〈七海学園シリーズ〉の名手が満を持して贈る、技巧と叙情が紡ぐミステリ短編集。

目次

「刹那の夏」
「魔法のエプロン」
「千夜行」
「わたしとわたしの妹」
「地の涯て(ランズ・エンド)」

著者紹介

七河迦南 (ナナカワカナン)

東京都出身。早稲田大学卒業。2008年、『七つの海を照らす星』で第18回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。10年刊の『アルバトロスは羽ばたかない』は、第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になるなど高い評価を得る。他の著作に『空耳の森』『夢と魔法の国のリドル』『刹那の夏』がある。

著訳者の既刊本

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