ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ワン 1(ONE)

1(ONE)

在庫あり

定価
1,870円(本体価格:1,700円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
  1. 国内ミステリ > 連作短編集
レーベル
  1. 創元クライム・クラブ
シリーズ
  1. 駒子シリーズ
判型
四六判上製
ページ数
238ページ
初版
2024年1月12日
ISBN
978-4-488-02568-7
Cコード
C0093
装画
十日町たけひろ
装幀
柳川貴代

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内容紹介

大学生の玲奈は、全てを忘れて打ち込めるようなことも、抜きんでて得意なことも、友達さえも持っていないことを寂しく思っていた。そんな折、仔犬を飼い始めたことで憂鬱な日常が一変する。ゼロと名付けた仔犬を溺愛するあまり、ゼロを主人公にした短編を小説投稿サイトにアップしたところ、読者から感想コメントが届く。玲奈はその読者とDMでやり取りするようになるが、同じ頃、玲奈の周りに不審人物が現れるようになり……。短大生の駒子が童話集『ななつのこ』と出会い、その作家との手紙のやり取りから始まった、謎に彩られた日々。作家と読者の繋がりから生まれた物語は、愛らしくも頼もしい犬が加わることで新たなステージを迎える。

目次

「初めに読んでいただきたい前書き」
「プロローグ」
「ゼロ」
「1(ONE)前編」
「1(ONE)中編」
「1(ONE)後編」
「エピローグ」
「読み終えてから読んでいただきたい後書き(もしくは蛇足)」

著者紹介

加納朋子 (カノウトモコ)

一九六六年福岡県生まれ。文教大学女子短期大学部卒。九二年『ななつのこ』で第三回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。九五年「ガラスの麒麟」で第四十八回日本推理作家協会賞を、二〇〇八年『レインレイン・ボウ』で第一回京都水無月大賞を受賞。主な著書に〈駒子〉シリーズのほか『掌の中の小鳥』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』『空をこえて七星のかなた』などがある。

著訳者の既刊本

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