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アンジャーネ アンジャーネ 【単行本版】

アンジャーネ

在庫なし

定価
1,870円(本体価格:1,700円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 連作短編集
判型
四六判並製
ページ数
284ページ
初版
2011年1月31日
ISBN
978-4-488-02470-3
Cコード
C0093
装画
くまおり純
装幀
大野リサ

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内容紹介

祖母・梅の危篤の知らせを受けた瑞輝は、北関東のとある町にやってきた。ひとまず持ち直し、親族一同ほっとして囲んだ食事の席で、無職で閑人の瑞輝に、梅が経営する外国人向けアパート「ランタン楼」の大家という、面倒な仕事が押し付けられる。昔から入居者のトラブルが続き、近隣から迷惑がられているランタン楼だが、細くても背が高い瑞輝なら見劣りしないから大丈夫、と軽い調子で。喧嘩や夜逃げは当たり前、警察沙汰も珍しくないランタン楼の歴史に怯えつつ、慣れない大家業をはじめた瑞輝だが……。異国の地で懸命に生きる入居者たちと交流し、その窮状に知恵と度胸で関わるうちに、瑞輝の心にも大きな変化が訪れる。ランタンのともる古い洋館風のアパートを舞台に、気鋭の著者が優しい眼差しで綴った国際色豊かな連作短編集。著者あとがき=吉永南央

文庫版では『ランタン灯る窓辺で』と改題しました。

著者紹介

吉永南央 (ヨシナガナオ)

1964年埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、コーヒー豆と和食器の店を営むおばあちゃん探偵の活躍を優美に描いた「紅雲町のお草」で、第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2008年1月に受賞作を含む連作短編集『紅雲町ものがたり』を刊行。第一長編は『誘(いざな)う森』。

著訳者の既刊本

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