W大教授・神代宗が同僚に伴われて訪れた、古めかしい洋館、「桜館」。同僚は館に住む3人の老女を魔女と呼んで恐れ嫌うが、その想いがどこから来るのか彼自身説明出来ない。老女たちの思惑を垣間見せながら、花見の宴は過去をなぞるように進み、神代らの困惑は深まるばかり。そのとき館の内から悲鳴が聞こえ――。(表題作)
神代の亡き母の秘められた過去がよみがえる「花の形見に」。謎解きの味わい深い、繊細な煌めきを放つ力作中編ミステリ2編を収録した、《建築探偵》桜井京介の恩師・神代教授の事件簿第2弾!
サクラノソノ 桜の園 神代教授の日常と謎
在庫なし
オンライン書店で購入
内容紹介
目次
「桜の園」
「花の形見に」
「花の形見に」