【『贖罪』特設ページ公開中】
取り柄と言えるのはきれいな空気、夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない4人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる──これで約束は、果たせたことになるのでしょうか?
衝撃のベストセラー『告白』の著者が、悲劇の連鎖の中で「罪」と「贖罪」の意味を問う、迫真の連作ミステリ。本屋大賞受賞後第1作。
●著者のことば
コンプレックスを持った子どもが、そのコンプレックスに命を救われたら、その後どのような人生を送るのだろう。外見の小さなコンプレックスなど、年をかさねるにつれて、忘れたり、どうでもよくなっていくことのはずなのに、逆に重くのしかかってくることになるかもしれない。
その子どもが「償い」をしなければならない状況に置かれたら、どんな手段を選ぶだろう。
――そんな話を書きたいと思いました。小さな田舎町を舞台に。
この作品が書けたことを、自分自身、心の底から満足しております。
一人でも多くの方々にお読みいただければ幸いです。
*讀賣新聞2009年7月14日(日)読書欄「本よみうり堂」内「書店員のオススメ読書日記」で紹介(青山ブックセンター六本木店・間室道子氏)
ショクザイ 贖罪
在庫なし
- 定価
- 1,540円(本体価格:1,400円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- 四六判仮フランス装
- ページ数
- 254ページ
- 初版
- 2009年6月15日
- ISBN
- 978-4-488-01756-9
- Cコード
- C0093
- 装画
- 佐伯佳美
- 装幀
- 岩郷重力+WONDER WORKZ。
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内容紹介
美少女殺害事件から3年後、投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を変えた。
目次
「フランス人形」
「PTA臨時総会」
「くまの兄妹」
「とつきとおか」
「償い」
「PTA臨時総会」
「くまの兄妹」
「とつきとおか」
「償い」