8年ぶりに帰郷した木乃家の長男・秋人。大怪我を負ったという顔は一面包帯に覆われている。その2日後、全く同じ外見の“包帯男”が到着。両者が自分こそ本物の秋人だと主張する。騒動の渦中に飛び込んだ大川戸孝平は、車のトラブルで足止めを食い、数日を木乃家で過ごすこととなった。日頃は人跡稀な山中の邸に続発する椿事。ついには死体の処理を手伝いさえした大川戸は、一連の出来事を手記に綴る。後日この手記を読んだ進藤啓作は、不可解な事件を説明しうる「真相」を求めて、ひとり木乃邸に赴くが……。解説=千街晶之
*第10位『2006本格ミステリ・ベスト10』/国内ランキング
モゾウサツジンジケン 模像殺人事件
在庫なし
- 定価
- 1,760円(本体価格:1,600円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- 四六判上製
- ページ数
- 248ページ
- 初版
- 2004年12月10日
- ISBN
- 978-4-488-01203-8
- Cコード
- C0093
- 装画
- 木下恵介[Marks-3-3-1]
- 装幀
- 盛川和洋