ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ガケノウエノヒバリタチ 崖の上のヒバリたち

崖の上のヒバリたち

未刊

定価
2,420円(本体価格:2,200円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 一般文芸
判型
四六判上製
ページ数
126ページ
初版
2025年12月19日
ISBN
978-4-488-01155-0
Cコード
C0097
装画
エマ・ショード
装幀
中村聡

オンライン書店で購入

内容紹介

ジムは、両親や親族とトレーラーハウスで集団移動しながら暮らす“パヴィー”の少年。 アイルランドの小さな集落で、定住者である “バッファー”の学校に通いはじめるが、偏見(へんけん)や差別にさらされ、不良たちから理不尽(りふじん)な暴力を受ける。そんな中、ジムは周囲から浮いているバッファーの少女、キットと親しくなる。他人に流されず、芯の強いキットにジムは惹(ひ)かれていくが、彼の病弱ないとこが不良たちに襲(おそ)われる事件が起きてしまい──。
苦しみや孤独を抱えた少年と少女の出会い、 揺れ動く気持ち。『ロンドン・アイの謎』 『すばやい澄んだ叫び』の著者による繊細な一編を、気鋭のイラストレーターが鮮烈な挿絵で彩った、心に響く物語!

著者紹介

シヴォーン・ダウド

1960年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業後、国際ペンクラブに所属し、作家たちの人権擁護活動に長く携わった。2006年、『すばやい澄んだ叫び』で作家デビュー。 2007年に『ロンドン・アイの謎』を発表したが、わずか2か月後の8月、乳がんのため47歳で逝去。同作はビスト最優秀児童図書賞 (現・KPMGアイルランド児童図書賞)を受賞した。死後に『ボグ・チャイルド』が発表され、2009年のカーネギー賞に輝いた。

エマ・ショード

イギリスのブライトン出身のイラストレーター兼版画家。キングストン大学でイラストレーションとアニメーションを学ぶ。はじめてのグラフィック・ノベルとなる『崖の上のヒバリたち』でケイト・グリーナウェイ賞にノミネートされた。

宮坂宏美 (ミヤサカヒロミ)

翻訳家。弘前大学人文学部卒業。主な訳書にメーガン・マクドナルド〈ジュディ・モードとなかまたち〉シリーズ、ミランダ・ジョーンズ〈ランプの精リトル・ジーニー〉シリーズ、シアン・グリフィス〈科学のなぞときマジカル・メイズ〉シリーズ、グレッグ・ピゾーリ『すいかのたね』、マット・ヘイグ『エヴィーのひみつと消えた動物たち』、シヴォーン・ダウド『すばやい澄んだ叫び』 などがある。

この本もおすすめ