ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ルロウノツキ 流浪の月

流浪の月

在庫あり

定価
814円(本体価格:740円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 一般文芸
レーベル
  1. 創元文芸文庫
判型
文庫判
ページ数
356ページ
初版
2022年2月25日
ISBN
978-4-488-80301-8
Cコード
C0193
文庫コード
LA-な-1-1
写真
Arx0nt/Getty Images
装幀
鈴木久美

オンライン書店で購入

内容紹介

最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。


著者紹介

凪良ゆう (ナギラユウ)

滋賀県生まれ。2007年、『花嫁はマリッジブルー』で本格的にデビュー。以降、各社でBL作品を精力的に刊行し、デビュー10周年を迎えた17年には非BL作品『神さまのビオトープ』を発表、作風を広げた。巧みな人物造形や展開の妙、そして心の動きを描く丁寧な筆致が印象的な実力派である。19年に刊行した『流浪の月』が、多くの書店員の支持を集め、本屋大賞を受賞。22年の『汝、星のごとく』で二度目の本屋大賞受賞を果たす。おもな著作に『未完成』『真夜中クロニクル』『365+1』『美しい彼』『ここで待ってる』『愛しのニコール』『薔薇色じゃない』『すみれ荘ファミリア』『わたしの美しい庭』『滅びの前のシャングリラ』がある。

著訳者の既刊本

この本もおすすめ