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シリコンバレーノドローンカイゾク シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選

シリコンバレーのドローン海賊

未刊

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. SF > アンソロジー
レーベル
  1. 創元SF文庫
判型
文庫判
ページ数
422ページ
初版
2024年5月10日
ISBN
978-4-488-79102-5
Cコード
C0197
文庫コード
SF-ン-11-2
装画・扉絵
加藤直之
装幀
岩郷重力+W.I

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内容紹介

人新世(じんしんせい)とは「人間の活動が地球環境に影響を及ぼし、それが明確な地質年代を構成していると考えられる時代」、すなわちまさに現代のことである。パンデミック、世界的経済格差、人権問題、資源問題、そして環境破壊や気候変動問題……未来が破滅的に思えるときこそ、SFというツールの出番だ。グレッグ・イーガンら気鋭の作家たちによる、不透明な未来を見通すためのアンソロジー。

目次

メグ・エリソン「シリコンバレーのドローン海賊」
テイド・トンプソン「エグザイル・パークのどん底暮らし」
ダリル・グレゴリイ「未来のある日、西部で」
グレッグ・イーガン「クライシス・アクターズ」
サラ・ゲイリー「潮のさすとき」
ジャスティナ・ロブソン「お月さまをきみに」
陳楸帆(チエン・チウフアン)「菌の歌」
マルカ・オールダー「〈軍団(レギオン)〉」
サード・Z・フセイン「渡し守」
ジェイムズ・ブラッドレー「嵐のあと」
ジェイムズ・ブラッドレー「資本主義よりも科学 ──キム・スタンリー・ロビンスンは希望が必須と考えている」

著者紹介

ジョナサン・ストラーン

1964年北アイルランド生まれ、オーストラリア在住。90年にSF/FT専門誌Eidolonを創刊、99年まで共同経営者・共同編集人を務めた。フリーランスの編集者・アンソロジストとして活躍し、2010年には編集者としての活動が評価されて世界幻想文学大賞の特別賞を受賞している。また、同年からゲイリー・K・ウルフと共同で制作しているポッドキャストCoode Street Podcastは、2021年ヒューゴー賞ファンキャスト部門を受賞するなど高い評価を受けている。

中原尚哉 (ナカハラナオヤ)

1964年生まれ。東京都立大学人文学部英米文学科卒。訳書にヴィンジ『遠き神々の炎』『星の涯の空』ほか多数。2021年、ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』で第7回日本翻訳大賞を受賞。

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