ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ズットオシロデクラシテル ずっとお城で暮らしてる

ずっとお城で暮らしてる

在庫あり

定価
726円(本体価格:660円)
ジャンル
  1. ホラー > ホラー
レーベル
  1. 創元推理文庫(F)
判型
文庫判
ページ数
254ページ
初版
2007年8月24日
ISBN
978-4-488-58302-6
Cコード
C0197
文庫コード
F-シ-5-2
装画
合田ノブヨ
装幀
柳川貴代+Fragment

オンライン書店で購入

内容紹介

●桜庭一樹氏推薦――「すべての善人に読まれるべき、本の形をした怪物である」

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている……。悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。解説=桜庭一樹

*『本の雑誌増刊・おすすめ文庫王国2007年度版』ジャンル別ベスト10・海外ミステリーベスト10に選出(関口苑生氏選)

著者紹介

シャーリイ・ジャクスン

アメリカの作家。1916年、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。48年、長編The Road Through The Wallで本格的にデビュー。また、同年〈ニューヨーカー〉誌に発表した短編「くじ」が大きな評判を呼ぶ。著作に、『丘の屋敷』、『ずっとお城で暮らしてる』、『なんでもない一日』、エッセイ『野蛮人との生活』などがある。65年没。

市田泉 (イチダイヅミ)

1966年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家。訳書にジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』、キャロル『薪の結婚』、サマター『図書館島』、ジョイス『人生の真実』、ヴクサヴィッチ『月の部屋で会いましょう』(岸本佐知子と共訳)他多数。

この本もおすすめ