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タマサカニンギョウドウソレカラ たまさか人形堂それから

たまさか人形堂それから

在庫あり

定価
792円(本体価格:720円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 連作短編集
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
240ページ
初版
2022年7月29日
ISBN
978-4-488-46905-4
Cコード
C0193
文庫コード
M-つ-4-5
装画
牧野千穂
装幀
東京創元社装幀室

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内容紹介

人形を作らない澪(みお)さんには、作り手にのしかかる重圧は、永久にわからない――スランプに苦しむ職人の冨永(とみなが)が放った言葉に傷付きながらも、新人店主・澪は人形教室に通って、「作る側」の心に真摯に向き合おうと努力する。着せ替えドールを巡る騒動、髪が伸びる市松人形……人形修復店に持ち込まれる様々な謎を描く珠玉のミステリ連作集。書き下ろし「戯曲 まさかの人形館」を収める。著者あとがき=津原泰水/解説=倉数茂

目次

「一 香山(かやま)リカと申します」
「二 髪が伸びる」
「三 小田巻姫(おだまきひめ)」
「四 ピロシキ日和(びより)」
「五 雲を越えて」
「六 戯曲 まさかの人形館」

著者紹介

津原泰水 (ツハラヤスミ)

1964年、広島県生まれ。青山学院大学卒。89年、津原やすみ名義で少女小説作家としてデビュー。97年、現名義で発表した『妖都』以降、様々なジャンルを横断する作品を執筆している。2012年、『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門1位となる。14年、短篇「五色の舟」がS-Fマガジン“オールタイム・ベストSF”国内短篇部門1位に選出される。近藤ようこにより漫画化された同作が、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞する。〈ルピナス探偵団〉〈幽明志怪〉シリーズほか、『少年トレチア』『綺譚集』『ブラバン』『ヒッキーヒッキーシェイク』『夢分けの船』など著作多数。22年逝去。翌23年、第43回日本SF大賞功績賞を受賞した。

著訳者の既刊本

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