これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか? ──タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の伝説的作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の教師をしながらホランドを研究しているが、ある日クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”と書かれた謎のメモが。それはホランドの短編に登場する文章で……。本を愛するベテラン作家が贈る、MWA賞最優秀長編賞受賞作! 解説=大矢博子
◇編集部より
高難度の「犯人当て」を求める読者にとって、これほど贅沢な贈り物があるだろうか。手掛かりはこれ以上なくフェアに、むしろあからさまに提示されるのに、慎重に読めば読むほど真相から遠ざかってしまう。(編集部RF)
作中作で背筋を凍らせ、雰囲気たっぷりの学校で起こる事件にどきどきし、そしてあのラスト!! あんな驚きが待っていたなんて。(編集部KK)
ミシラヌヒト 見知らぬ人
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内容紹介
この犯人は、見抜けない。
CWA賞受賞のベテラン作家が満を持して発表し、
MWA賞最優秀長編賞受賞に至った傑作ミステリ!