ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ヴァルモンノコウセキ ヴァルモンの功績

ヴァルモンの功績

在庫なし

定価
1,100円(本体価格:1,000円)
ジャンル
  1. 海外ミステリ > ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
378ページ
初版
2020年11月27日
ISBN
978-4-488-15505-6
Cコード
C0197
文庫コード
M-ハ-26-1
装幀
柳川貴代+Fragment

オンライン書店で購入

内容紹介

吾輩はヴァルモンである。パリ警察ではひとかたならぬ働きをしたが、ロンドンから来た長身の私立探偵(敢えて名を伏す)も絡んだ一件の責めを負わされ、あっさり馘首。ふむ、陽春白雪の曲に和する者少なしとはよく言ったものだ。余生は悠々自適と洒落てもよかったが、事件のほうで吾輩を放してはくれぬ。従って、霧の都でも依頼人の要望に応える日々。本書でその一端を明かそう。訳者あとがき=田中鼎/解説=日暮雅通

目次

「〈ダイヤの頸飾り〉事件」
「爆弾の運命」
「手掛かりは銀の匙」
「チゼルリッグ卿の遺産」
「放心家組合」
「内反足の幽霊」
「ワイオミング・エドの釈放」
「レディ・アリシアのエメラルド」

「シャーロー・コームズの冒険」
「第二の分け前」

著者紹介

ロバート・バー

スコットランド、グラスゴー生まれ(1850―1912)。4歳でカナダへ移住。教職の傍らルーク・シャープ名義で執筆を始める。新聞社勤務を経て、英国で月刊誌「アイドラー」を創刊。天性の創造力と諧謔趣味に彩られた多くの作品を書いた。〈クイーンの定員〉#35の『ヴァルモンの功績』及び世界最初期のホームズものパロディは、ミステリ史に大きな足跡を遺す。