欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。本書はそれらの傑作集の中から、編者の愛読する珠玉の名作を厳選して全5巻に収録し、併せて19世紀半ばから1950年代に至るまでの短編推理小説の歴史的展望を読者に提供する。本巻には、“奇妙な味”の短編「放心家組合」をはじめ、英米以外の作家であるグロラー、ルブランの作品などを収録した。新解説=「短編推理小説の流れ2」(戸川安宣)
*旧『世界短編傑作集2』からの主な変更点
◆バルドゥイン・グロラー「奇妙な跡」が垂野創一郎氏によるドイツ語からの新訳に
◆G・K・チェスタトン「奇妙な足音」(中村保男訳)を新たに収録
◆オースチン・フリーマン「オスカー・ブロズキー事件」が『ソーンダイク博士の事件簿』(創元推理文庫)と同じ大久保康雄氏の翻訳に
◆新解説=「短編推理小説の流れ2」戸川安宣
セカイスイリタンペンケッサクシュウ2 世界推理短編傑作集〈2〉 【新版】
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内容紹介
目次
「放心家組合」ロバート・バー 宇野利泰訳
「奇妙な跡」バルドゥイン・グロラー 垂野創一郎訳
「奇妙な足音」G・K・チェスタトン 中村保男訳
「赤い絹の肩かけ」モーリス・ルブラン 井上勇訳
「オスカー・ブロズキー事件」オースチン・フリーマン 大久保康雄訳
「ギルバート・マレル卿の絵」V・L・ホワイトチャーチ 中村能三訳
「ブルックベンド荘の悲劇」アーネスト・ブラマ 井上勇訳
「ズームドルフ事件」M・D・ポースト 宇野利泰訳
「急行列車内の謎」F・W・クロフツ 橋本福夫訳
※旧『世界短編傑作集2』所収の「窓のふくろう」(G・D・H&M・I・コール著、井上勇訳)は『世界推理短編傑作集3』に収録
「奇妙な跡」バルドゥイン・グロラー 垂野創一郎訳
「奇妙な足音」G・K・チェスタトン 中村保男訳
「赤い絹の肩かけ」モーリス・ルブラン 井上勇訳
「オスカー・ブロズキー事件」オースチン・フリーマン 大久保康雄訳
「ギルバート・マレル卿の絵」V・L・ホワイトチャーチ 中村能三訳
「ブルックベンド荘の悲劇」アーネスト・ブラマ 井上勇訳
「ズームドルフ事件」M・D・ポースト 宇野利泰訳
「急行列車内の謎」F・W・クロフツ 橋本福夫訳
※旧『世界短編傑作集2』所収の「窓のふくろう」(G・D・H&M・I・コール著、井上勇訳)は『世界推理短編傑作集3』に収録