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TOKYO SOGENSHA
サラゴサシュコウ
サラゴサ手稿 〈下〉
ヤン・ポトツキ
工藤幸雄
訳
在庫僅少
定価
1,320円(本体価格:1,200円)
ジャンル
一般文芸
>
一般文芸
レーベル
創元ライブラリ
判型
文庫判
ページ数
406ページ
初版
2024年8月30日
ISBN
978-4-488-07061-8
Cコード
C0197
文庫コード
L-ホ-1-3
装画
ポーランド語版『サラゴサ手稿』(1965)の装画に使われた18世紀のマルセイユ版タロットカード「吊るされた男」の図柄をもとに
装幀
柳川貴代+Fragment
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内容紹介
迷路のように複雑で奇想天外な物語は、六十六日間に亘り読者を翻弄し続けたが、ついに思いもよらぬ形でその円環を閉じる。今世紀に入り真正版にあらぬ異本とされた本版だが、その魔術的なほどの魅力で読者を惹きつけてやまない。巻末に付録として「第四十七日」の別版も併録、訳者による「ヤン・ポトツキについて」も収めた。
著者紹介
ヤン・ポトツキ
1761年、現ウクライナ領ピクフでポーランドの大貴族の家に生まれる。作家、旅行家、歴史家、考古学者、民族学者。家庭ではフランス語で育てられ、生活語としてポーランド語、ウクライナ語、ドイツ語の他に、弟とともに送られたスイスの塾で、英語も身につけ、さらに成年までにロシア語、スペイン語、イタリア語も習得、八か国語に通じていた。『サラゴサ手稿』はポーランド語より通じていたフランス語で書かれたものである。1815年、自宅でピストル自殺を遂げた。
工藤幸雄
(クドウユキオ)
1925年、大連生まれ。ロシア・ポーランド文学者、詩人、翻訳家。東京大学仏文科卒業。アメリカのインディアナ大学大学院修士課程中退後、共同通信社外信部記者、ワルシャワ大学日本学科講師を経て、1975年に帰国。多摩美術大学教授となる。訳書に『ブルーノ・シュルツ全集』(第50回読売文学賞〈研究・翻訳賞〉受賞)、W・ゴンブロヴィッチ、I・B・シンガー、C・ミウォシュ、M・パヴィチ等、訳書多数。著書に『ワルシャワの七年』『ぼくの翻訳人生』等がある。2008年没。
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