猫丸という風変わりな名前の“先輩”は、妙な愛嬌のよさと人柄で、愉快なことには猫のごとき目聡さで首をつっこむ。そして、どうにも理屈の通らない謎も彼にかかれば、ああだこうだと話すうちにあっという間に解き明かされていくから不思議だ。
悪気なさそうな侵入者たちをめぐる推理が温かな読後感を残す表題作や、電光看板に貼り付けられた不規則な文字列が謎を呼ぶ「ねこちゃんパズル」など、五つの短編を収める。
日常に潜む不可思議な謎を、軽妙な会話と推理で解き明かす連作短編集。
ゲッカビジンヲマツニワデ 月下美人を待つ庭で 【単行本版】 猫丸先輩の妄言
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内容紹介
目次
「ねこちゃんパズル」
「恐怖の一枚」
「ついているきみへ」
「海の勇者」
「月下美人を待つ庭で」
「恐怖の一枚」
「ついているきみへ」
「海の勇者」
「月下美人を待つ庭で」