記憶翻訳者(インタープリタ)とは、依頼人の心から抽出した記憶データに潜行し、他者に理解可能な映像として再構築する技能者である。珊瑚(さんご)はトップ・インタープリタとして期待され、さまざまな背景を持つ依頼人の記憶翻訳を手がけていた。しかし彼女にとって人の記憶と深く関わることは、自分自身のなかにある埋められない欠落と向き合うことでもあった――第5回創元SF短編賞を受賞した表題作にはじまる連作短編集。
文庫版では『記憶翻訳者 いつか光になる』と改題しました。
フウガ 風牙 【単行本版】
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内容紹介
目次
「風牙」
「閉鎖回廊」
「みなもとに還る」
「虚ろの座」
「閉鎖回廊」
「みなもとに還る」
「虚ろの座」