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ランドスケープトナツノテイリ ランドスケープと夏の定理 【単行本版】

ランドスケープと夏の定理

在庫なし

定価
2,090円(本体価格:1,900円)
ジャンル
  1. SF > ハードSF
レーベル
  1. 創元日本SF叢書
判型
四六判仮フランス装
ページ数
294ページ
初版
2018年8月31日
ISBN
978-4-488-01828-3
Cコード
C0093
装画
加藤直之
装幀
岩郷重力+T.K

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内容紹介

ぼくらが到達した宇宙と知性のすべて

地球随一の天才物理学者である気の強い姉に、なにかにつけて振りまわされるぼく。大学四年生だった夏に日本でおこなわれた「あの実験」から三年、ぼくはまたしても姉に呼び出された。向かった先は宇宙空間――ラグランジュポイントL2に浮かぶ国際研究施設だ。姉はそこで誰にも知られることなく、宇宙論に関するある途轍もない実験を準備していた。第五回創元SF短編賞を受賞した表題作にはじまる全三話。瀬名秀明が「日本SFの歴史を次の五十年に受け渡す傑作」と激賞した、新時代の理論派ハードSF。著者あとがき/解説=堺三保

目次

「ランドスケープと夏の定理」
「ベアトリスの傷つかない戦場」
「楽園の速度」

著者紹介

高島雄哉 (タカシマユウヤ)

1977年山口県宇部市生まれ。東京大学理学部物理学科卒、東京藝術大学美術学部芸術学科卒。2014年、「ランドスケープと夏の定理」で第5回創元SF短編賞を受賞(門田充宏「風牙」と同時受賞)。18年の同題長編化作品は、第一作ながら『SFが読みたい!』国内篇第5位に、また星雲賞日本長編部門候補となった。19年の『21.5世紀 僕たちはどう生きるか?』は星雲賞ノンフィクション部門候補となる。他の作品に、『不可視都市』『青い砂漠のエチカ』『宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム』など。16年の劇場用アニメーション『ゼーガペインADP』に始まり、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『ブルバスター』、VRゲーム『アルトデウスBC』『ディスクロニアCA』など多くの作品にSF考証として参加する。

著訳者の既刊本

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