ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ハンブンセカイ 半分世界 【単行本版】

半分世界

在庫なし

定価
2,090円(本体価格:1,900円)
ジャンル
  1. SF > 短編集
レーベル
  1. 創元日本SF叢書
判型
四六判仮フランス装
ページ数
308ページ
初版
2018年1月26日
ISBN
978-4-488-01825-2
Cコード
C0093
装画
千海博美
装幀
岩郷重力+S.K

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内容紹介

「20××年○月△日19時頃、夏の宵闇垂れ込めるS市K町4丁目の通りで多数の住民が暗色の奔流を目撃した」

3年前、会社から帰宅途中の吉田大輔氏(30代、妻と男児ひとり)は、電車を降りて自宅に向かうあいだで一瞬にして19329人となった――第7回創元SF短編賞を受賞した「吉田同名」をはじめ、ある日突然、縦に半分になった家で、平然と暮らし続ける一家とその観察に没頭する人々を描く表題作、全住民が白と黒のチームに分かれ、300年もの間ゲームを続ける奇妙な町を舞台にした「白黒ダービー小史」など全四編。
突飛なアイデアと語りの魔術が描き出す、まったく新しい小説世界。 解説=飛浩隆

著者紹介

石川宗生 (イシカワムネオ)

1984年千葉県生まれ。オハイオ・ウェスリアン大学卒。2016年「吉田同名」が第7回創元SF短編賞を受賞、翌年には第48回星雲賞の参考候補作に選出される。18年「白黒ダービー小史」が第49回星雲賞の参考候補作に、同年刊行された『半分世界』が第39回日本SF大賞最終候補作に選出される。20年『ホテル・アルカディア』が第30回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

著訳者の既刊本