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チキュウノチュウシンマデトンネルヲホル 地球の中心までトンネルを掘る 【単行本版】

地球の中心までトンネルを掘る

在庫なし

定価
1,980円(本体価格:1,800円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 短編集
レーベル
  1. 海外文学セレクション
判型
四六判並製
ページ数
312ページ
初版
2015年8月12日
ISBN
978-4-488-01658-6
Cコード
C0097
装画
塩田雅紀
装幀
中村聡

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内容紹介

シャーリイ・ジャクスン賞、全米図書館協会アレックス賞受賞作

これは「あなた」だったかもしれない人たちが織りなす、孤独と共感についての11の物語。代理祖父母派遣会社で引く手あまたの「祖母」として働く女性、人体自然発火現象で死ぬことを恐れながら弟と暮らす青年、折りヅルを使った奇妙な遺産相続ゲームに挑む男たち、ある日突然思いつき、裏庭でひたすらトンネルを掘りはじめた三人の若者……少しだけ「普通」から逸脱した日々を送る人々の、生活と感情の断片を切り取った挿話が、不思議としみじみした余韻をもたらす短編集。シャーリイ・ジャクスン賞、全米図書館協会アレックス賞受賞作。解説=倉本さおり

目次

「替え玉」
「発火点」
「今は亡き姉ハンドブック:繊細な少年のための手引き」
「ツルの舞う家」
「モータルコンバット」
「地球の中心までトンネルを掘る」
「弾丸マクシミリアン」
「女子合唱部の指揮者を愛人にした男の物語(もしくは歯の生えた赤ん坊の)」
「ゴー・ファイト・ウィン」
「あれやこれや博物館」
「ワースト・ケース・シナリオ株式会社」

著者紹介

ケヴィン・ウィルソン

アメリカ、テネシー州生まれ。フロリダ大学美術学修士課程修了。2009年、さまざまな雑誌・書籍に発表した短編をまとめた『地球の中心までトンネルを掘る』を刊行。この第一短編集でシャーリイ・ジャクスン賞、全米図書館協会アレックス賞を受賞する。第一長編『ファング一家の奇想天外な謎めいた生活』はニコール・キッドマンがプロデューサーとして映画化権を獲得し、2015年公開。その他の著作に『リリアンと燃える双子の終わらない夏』などがある。

芹澤恵 (セリザワメグミ)

成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書にウィングフィールド「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」、ピータースン「幻の終わり」「夏の稲妻」、クラヴァン「真夜中の死線」、ウィルソン「リリアンと燃える双子の終わらない夏」など。