スルタンの皇女は婚礼の日を迎えようとしていた。皇女は、魔物と呼ばれる女童が弟に物語を語って聞かせた〈庭園〉で、結婚式をあげたいと望んだ。その日〈庭園〉は婚礼のごちそうと人々であふれた。宴を抜け出した童子は隠れひそんでいた女童のもとに逃げこみ、そして再び瞼に書かれた物語は始まる……。万華鏡のなかの世界。摩訶不思議な謎の宴。飽くことなく語られた魔物の物語は、すべてが最後に収束し、ここに大団円を迎える。訳者あとがき=井辻朱美
コジノモノガタリ2 孤児の物語〈II〉 硬貨と香料の都にて
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- 定価
- 6,160円(本体価格:5,600円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- A5判上製
- ページ数
- 538ページ
- 初版
- 2013年6月28日
- ISBN
- 978-4-488-01653-1
- Cコード
- C0097
- 装画
- Jon Foster/本文挿絵:Michael Wm. Kaluta
- 装幀
- 柳川貴代+Fragment