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キミョウトイウナノゴニンキョウダイ 奇妙という名の五人兄妹

奇妙という名の五人兄妹

在庫なし

定価
2,200円(本体価格:2,000円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 一般文芸
判型
四六判上製
ページ数
280ページ
初版
2016年11月11日
ISBN
978-4-488-01064-5
Cコード
C0097
装画
平井利和
装幀
森田恭行(キガミッツ)

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内容紹介

ウィアード家の三女アンジーは、祖母に呼び出されてバンクーバーの病院にやってきた。祖母は自分が十三日後の誕生日に死ぬことになると予言し、続いてこう言った。
「お前たち五人の孫が産まれたとき、祝福のつもりで〈力〉を与えた。危機を回避する力、道に迷わない力、希望を失わない力、許しの力、戦う力。でもそのせいでお前たちの人生は台無しになってしまった。わたしが死ぬとき、この力を消してあげよう。そのために、お前が全員をここに連れてくるんだ」
アンジーは祖母の指示に従い、それぞれ〈力〉と悩みを抱える兄と姉二人と弟を集める旅に出た。『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』の著者が描く、奇妙(ウィアード)という名を持つ家族の奇妙な物語。訳者あとがき=田内志文

著者紹介

アンドリュー・カウフマン

カナダ生まれの作家、脚本家、ラジオ・プロデューサー。All My Friends Are Superheroes(2003)で作家デビュー。『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』(2010)が、独立系出版社からの刊行作品を対象とするカナダの文学賞The ReLit Awardsの小説部門を受賞。『奇妙という名の五人兄妹』(2012)は、ユーモア作品を対象とするカナダの文学賞Leacock Medalの最終候補となった。その他の著作にThe Waterproof Bible(2010)、Small Claims(2017)、The Ticking Heart(2019)がある。

田内志文 (タウチシモン)

翻訳家、物書き。コナリー「失われたものたちの本」、ジャクソン「10の奇妙な話」、エイヴヤード〈レッド・クイーン〉シリーズ、コルファー〈ザ・ランド・オブ・ストーリーズ〉シリーズなど訳書多数。

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