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ニゲユクモノガタリノハナシ 逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成〈F〉

逃げゆく物語の話

在庫なし

定価
1,100円(本体価格:1,000円)
ジャンル
  1. SF > アンソロジー
レーベル
  1. 創元SF文庫
判型
文庫判
ページ数
476ページ
初版
2010年10月29日
ISBN
978-4-488-73802-0
Cコード
C0093
文庫コード
SF-ん-2-2
装画
HighBISS/VANne
装幀
岩郷重力+WONDER WORKZ。

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内容紹介

「西暦2000年を境に日本SFは不死鳥のように復活し新たな春を迎えた。新しい動きや時代の空気を実感していただければさいわいです。本巻には、現代を舞台にした“すこし・ふしぎ”系の物語を軸に、幻想小説や寓話系のものも含め、時間を扱ったSFや、世界の成り立ちをめぐる奇想小説を収録しました。現代SFの豊かな広がりと多様性を示す12編をお楽しみください。」──大森望

序=大森望/収録作品紹介=大森望/編者あとがき=大森望/ゼロ年代日本SF出版概況=大森望(付・ゼロ年代日本SF出版年表=三村美衣作成)

*第8位『SFが読みたい!2011年版』ベストSF2010国内篇 ※〈ゼロ年代日本SFベスト集成〉として

目次

恩田 陸「夕飯は七時」
三崎亜記「彼女の痕跡展」
乙 一「陽だまりの詩」
古橋秀之「ある日、爆弾がおちてきて」
森岡浩之「光の王」
山本 弘「闇が落ちる前に、もう一度」
冲方 丁「マルドゥック・スクランブル“-200”」
石黒達昌「冬至草」
津原泰水「延長コード」
北野勇作「第二箱船荘の悲劇」
小林泰三「予め決定されている明日」
牧野 修「逃げゆく物語の話」

著者紹介

大森望 (オオモリノゾミ)

1961年高知県生まれ。京都大学文学部卒。翻訳家、書評家、アンソロジスト。編著(責任編集)の書き下ろし日本SFアンソロジー《NOVA》シリーズで、第34回日本SF大賞特別賞を受賞。他の編著に《年刊日本SF傑作選》(日下三蔵との共編)。主な著書に『現代SF1500冊(乱闘編・回天編)』、『特盛!SF翻訳講座』、『狂乱西葛西日記20世紀remix』、『21世紀SF1000』、共著に『文学賞メッタ斬り!』シリーズ。主な訳書にウィリス『航路』、ベイリー『時間衝突』ほか多数。

著訳者の既刊本

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