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れもんづきよのうちゅうせん レモン月夜の宇宙船

レモン月夜の宇宙船

在庫なし

定価
1,100円(本体価格:1,000円)
ジャンル
  1. SF > 短編集
  1. SF > エッセイ
レーベル
  1. 創元SF文庫
判型
文庫判
ページ数
500ページ
初版
2008年11月21日
ISBN
978-4-488-73101-4
Cコード
C0193
文庫コード
SF-の-1-1
装画
加藤直之
装幀
東京創元社装幀室

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内容紹介

SF研究家、翻訳家、作家として活躍し愛された野田昌宏。その作家活動の第一歩となった作品を表題とした第1短編集を大幅増補、書籍初収録短編1編と初期の傑作エッセイの数々を加えて贈る。生涯の名台詞となる「SFってなァ、結局のところ絵だねェ」が誕生したエッセイ、生涯の愛称となった「宇宙軍大元帥」を初めて名乗った小説風記事も収録した。詩情に満ちた名品ぞろいである。附録=高千穂遙編「野田さん小百科」/解説=高橋良平

*〈週刊文春〉08年12月18日号、宮崎哲弥氏が連載エッセイ「仏頂面日記」中で紹介
*〈週刊文春〉08年12月25日号、坪内祐三氏が連載エッセイ「文庫本を狙え!」で紹介

目次

「レモン月夜の宇宙船」
「ラプラスの鬼」
「ステファン・ラドクリフの薔薇」
「真っ赤な雨靴(レーンシューズ)」
「東京未来計画」
「OH! WHEN THE MARTIANS GO MARCHIN' IN」
「五号回線始末記」
「学術研究助成金」
「火星を見た尼僧――クロチルドの湖(うみ)」
  *
(パノラマ館――エッセイ)
「古本への異常な愛情」
「コレクター無惨!」
「ある老コレクターの死」
「謎の美人姉妹」
「バローズに憑かれた人々」
「お墓に青い花を」
「SFのぞき眼鏡・当世即未来」
「ビバ! スペース・オペラ」
「キャプテンたずねて三光年」
  *
「野田さん小百科」高千穂遙編

著者紹介

野田昌宏 (ノダマサヒロ)

1933年福岡県生まれ。学習院大学政治経済学部卒。SF作家・翻訳家・研究家・宇宙開発評論家として活躍。主な著書に『SF英雄群像』『レモン月夜の宇宙船』《銀河乞食軍団》他多数、訳書にハミルトン《キャプテン・フューチャー》《スターウルフ》、ジョーンズ《ジェイムスン教授》、チャンドラー《銀河辺境》などのシリーズほか多数。『「科學小説」神髄』で第16回日本SF大賞特別賞を受賞。2008年6月6日歿。没後、その功績をたたえ、星雲賞特別賞、日本SF大賞特別賞が贈られた。

著訳者の既刊本

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