ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ホラーSF傑作選 カゲガユク 影が行く

影が行く

在庫あり

定価
1,430円(本体価格:1,300円)
ジャンル
  1. SF > アンソロジー
  1. ホラー > アンソロジー
レーベル
  1. 創元SF文庫
判型
文庫判
ページ数
522ページ
初版
2000年8月25日
ISBN
978-4-488-71501-4
Cコード
C0197
文庫コード
SF-ン-6-1
装画
鈴木康士
装幀
東京創元社装幀室

オンライン書店で購入

内容紹介

●山本 弘氏推薦——「南極の氷の底からよみがえった変幻自在のエイリアンの脅威! 今なお新鮮なサスペンスにあふれる古典的傑作!」

●神山裕右氏推薦——「現実では味わえない、奇妙な空想の世界にきっと案内してくれる」

未知に直面したとき、好奇心と同時に人間の心に呼びさまされるもの――それが恐怖である。その根源に迫る古今の名作ホラーSFを日本オリジナル編集で贈る。閉ざされた南極基地を襲う影、地球に帰還した探検隊を待つ戦慄、過去の記憶をなくして破壊を繰り返す若者たち、19世紀英国の片田舎に飛来した宇宙怪物など、第一級の作家による13編。編訳者あとがき=中村融

*第2位『SFが読みたい!2001年版』ベストSF2000海外篇

*「影が行く」は映画『遊星よりの物体X』(1951年/クリスチャン・ナイビィ監督)、『遊星からの物体X』(1982年/ジョン・カーペンター監督)、『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(2012年/マティス・バン・ヘイニンゲン・ジュニア監督)原作

目次

リチャード・マシスン「消えた少女」
ディーン・R・クーンツ「悪夢団(ナイトメア・ギャング)」
シオドア・L・トーマス「群体」
フリッツ・ライバー「歴戦の勇士」
キース・ロバーツ「ボールターのカナリア」
ジョン・W・キャンベル・ジュニア「影が行く」
フィリップ・K・ディック「探検隊帰る」
デーモン・ナイト「仮面(マスク)」
ロジャー・ゼラズニイ「吸血機伝説」
クラーク・アシュトン・スミス「ヨー・ヴォムビスの地下墓地」
ジャック・ヴァンス「五つの月が昇るとき」
アルフレッド・ベスター「ごきげん目盛り」
ブライアン・W・オールディス「唾の樹」

著者紹介

フィリップ・K・ディック

アメリカの作家。1928年生まれ。1952年に短編作家として出発し、その後長編を矢つぎばやに発表、「現代で最も重要なSF作家の一人」と呼ばれるまでになる。ゆるぎない日常社会への不信、崩壊してゆく現実感覚を一貫して描き続けた。代表作に『ユービック』『火星のタイム・スリップ』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『スキャナー・ダークリー』『ヴァリス』など。1982年歿。

中村融 (ナカムラトオル)

1960年愛知県生まれ。中央大学卒業。SF・ファンタジイ翻訳家、研究家、アンソロジスト。主な訳書に、ウェルズ『宇宙戦争』『モロー博士の島』、ブラッドベリ『万華鏡』ほか多数。創元SF文庫での編著に『影が行く』『地球の静止する日』『時の娘』『時を生きる種族』『黒い破壊者』がある。

この本もおすすめ