●荒俣宏氏推薦――「日本ホラー小説史を一変させる「埋蔵金」発掘だ! 伝説のアメリカ怪奇雑誌が戦前にここまで翻訳されていたとは!!」
戦前の日本では、現在ほどではないにせよ相当な早さで海外の小説が翻訳紹介されていた。完全訳は少なく、豊かな翻案的作品が大衆小説誌の誌上を飾っていた。
本書は、そのような戦前に紹介された作品のなかから、アメリカの著名な怪奇小説専門誌〈ウィアード・テールズ〉に発表されたホラー短編の秀作怪作を選り抜き、当時の文章のまま現代によみがえらせたものである。
各編ごとに詳細な解説を付し、巻末には日本への〈ウィアード・テールズ〉掲載作の移入状況を俯瞰する論考を収めた。
はじめに=会津信吾・藤元直樹/各編解題=会津信吾/パルプ・マガジンと日本人=会津信吾/怪奇な話――ウィアード・テールズ=藤元直樹
カイジュノウデ 怪樹の腕 〈ウィアード・テールズ〉戦前邦訳傑作選
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内容紹介
画期的な“アンソロジー×研究書”!
目次
「深夜の自動車」アーチー・ビンズ/妹尾韶夫訳
「第三の拇(ぼ)指紋」モーティマー・リヴィタン/延原謙訳
「寄生手(きせいしゅ)─バーンストラム博士の日記─」R・アンソニー/栄訳
「蝙蝠鐘楼(こうもりしょうろう)」オーガスト・ダーレス/妹尾アキ夫訳
「漂流者の手記」フランク・ベルナップ・ロング/訳者不明
「白手(しろて)の黒奴(くろんぼ)」エリ・コルター/訳者不明
「離魂術(りこんじゅつ)」ポール・S・パワーズ/甲賀三郎翻案
「納骨堂に」ヴィクター・ローワン/大関花子訳
「悪魔の床(とこ)」ジェラルド・ディーン/大関花子訳
「片手片足の無い骸骨」H・トムソン・リッチ/大関花子訳
「死霊」ラウル・ルノアール/安田専一訳
「河岸(かし)の怪人」ヘンリー・W・ホワイトヒル/辺見素雄翻案
「足枷の花嫁」スチュワート・ヴァン・ダー・ヴィア/内海雄翻案
「蟹人(かにおとこ})」ロメオ・プール/大川清一郎翻案
「死人の唇」W・J・スタンパー/訳者不明
「博士(はくし)を拾ふ」シーウェル・ピースリー・ライト/大川清一郎翻案
「アフリカの恐怖」W・チズウェル・コリンズ/小幡昌甫翻案
「洞窟の妖魔」パウル・S・パワーズ/小幡昌甫翻案
「怪樹(かいじゅ)の腕」R・G・マクレディ/小幡昌甫翻案
「執念」H・トンプソン・リッチ/妹尾アキ夫訳
「黒いカーテン」C・フランクリン・ミラー/妹尾アキ夫訳
「成層圏の秘密」ラルフ・ミルン・ファーリー/妹尾アキ夫訳
「第三の拇(ぼ)指紋」モーティマー・リヴィタン/延原謙訳
「寄生手(きせいしゅ)─バーンストラム博士の日記─」R・アンソニー/栄訳
「蝙蝠鐘楼(こうもりしょうろう)」オーガスト・ダーレス/妹尾アキ夫訳
「漂流者の手記」フランク・ベルナップ・ロング/訳者不明
「白手(しろて)の黒奴(くろんぼ)」エリ・コルター/訳者不明
「離魂術(りこんじゅつ)」ポール・S・パワーズ/甲賀三郎翻案
「納骨堂に」ヴィクター・ローワン/大関花子訳
「悪魔の床(とこ)」ジェラルド・ディーン/大関花子訳
「片手片足の無い骸骨」H・トムソン・リッチ/大関花子訳
「死霊」ラウル・ルノアール/安田専一訳
「河岸(かし)の怪人」ヘンリー・W・ホワイトヒル/辺見素雄翻案
「足枷の花嫁」スチュワート・ヴァン・ダー・ヴィア/内海雄翻案
「蟹人(かにおとこ})」ロメオ・プール/大川清一郎翻案
「死人の唇」W・J・スタンパー/訳者不明
「博士(はくし)を拾ふ」シーウェル・ピースリー・ライト/大川清一郎翻案
「アフリカの恐怖」W・チズウェル・コリンズ/小幡昌甫翻案
「洞窟の妖魔」パウル・S・パワーズ/小幡昌甫翻案
「怪樹(かいじゅ)の腕」R・G・マクレディ/小幡昌甫翻案
「執念」H・トンプソン・リッチ/妹尾アキ夫訳
「黒いカーテン」C・フランクリン・ミラー/妹尾アキ夫訳
「成層圏の秘密」ラルフ・ミルン・ファーリー/妹尾アキ夫訳