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10ガツハタソガレノクニ 10月はたそがれの国 【新訳版】

10月はたそがれの国

在庫あり

定価
1,650円(本体価格:1,500円)
ジャンル
  1. SF > 短編集
レーベル
  1. 創元SF文庫
判型
文庫判
ページ数
524ページ
初版
2024年11月29日
ISBN
978-4-488-61208-5
Cコード
C0197
文庫コード
SF-フ-1-2
写真
fhm/Getty Images
装幀
岩郷重力+T.K

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内容紹介

ポオの衣鉢(いはつ)をつぐ幻想文学の第一人者にしてSFの叙情詩人と謳(うた)われた名匠ブラッドベリ。本書は幻の第1短編集『闇のカーニヴァル』から15編を選び、新たに4つの作品を加えた珠玉の短編集である。その後のSF、ファンタジーを中心とした作品と異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。ジョゼフ・ムニャイニのカラー口絵1葉と挿絵12葉を収めた。序文=レイ・ブラッドベリ/訳者あとがき=中村融

目次

「序文 どうせ死ぬなら、わが声が絶えたあと」
「こびと」
「つぎの番」
「アンリ・マチスのポーカー・チップの目」
「骨」
「壜(びん)」
「みずうみ」
「使者」
「熱気のうちで」
「小さな暗殺者」
「群集」
「びっくり箱」
「大鎌(おおがま)」
「アイナーおじさん」
「風」
「二階の下宿人」
「ある老女の話」
「下水道」
「集会」
「ダドリー・ストーンのすてきな死」

著者紹介

レイ・ブラッドベリ

1920年、アメリカのイリノイ州に生まれ、34年にカリフォルニア州へ移住。少年時代からSFを耽読し、41年にヘンリー・ハースとの共作「振子(ふりこ)」で商業誌デビュー。その後、独特の流麗な文体により“SFの叙情詩人”と呼ばれるまでになる。代表作に『何かが道をやってくる』『火星年代記』『華氏451度』『10月はたそがれの国』など。また56年にはジョン・ヒューストン監督映画『白鯨』の脚本を担当した。2004年、アメリカの芸術家にとって最大の栄誉であるナショナル・メダル・オブ・アーツを受賞。12年没。

中村融 (ナカムラトオル)

1960年生まれ。中央大学法学部卒、英米文学翻訳家。編著に「影が行く」「時の娘」「星、はるか遠く」、主な訳書にウェルズ「宇宙戦争」、ウィンダム「トリフィド時代」、ブラッドベリ「万華鏡」「何かが道をやってくる」ほか多数。

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