【ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞】
チャリオン国太后イスタは鬱々としていた。元国主の夫はとうに亡く、娘はチャリオンの国主となっている。では、自分は? 神の手が触れた聖者でありながら、周囲からは気がふれていると思われていたのも昔のこと。このまま故郷の城で、とらわれ人のように一生を過ごすのか。耐えられなくなったイスタは、神に祈願をする巡礼として、わずかな供と旅に出た。3賞受賞、異世界ファンタジーの金字塔。
カゲノスムシロ 影の棲む城〈上〉
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