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シシャノショ 死者の書

死者の書

在庫なし

定価
880円(本体価格:800円)
ジャンル
  1. ファンタジイ > ダーク・ファンタジイ
レーベル
  1. 創元推理文庫(F)
判型
文庫判
ページ数
348ページ
初版
1988年7月15日
ISBN
978-4-488-54701-1
Cコード
C0197
文庫コード
F-キ-1-1
装画
中川悠京
装幀
東京創元社装幀室

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内容紹介

●宮部みゆき氏推薦――「ホラーも好きだしミステリも好きというような読者にはぴったりな作品。」
●荻原規子氏推薦――「敬愛する児童文学作家の伝記を書きたい。それが戻れない道とは」
●恩田陸氏推薦――「静かに沁みてくる不気味な美しさ。出口のないキャロル・ワールドはここから始まる。」

ぼくの目の前で少年がトラックにはねられた。事故のあと町の人間が聞いてきた。「あの男の子、はねられる前は笑ってました?」笑って?……ここはアメリカの小さな町。一人の天才作家が終生愛した町。ぼくは彼の伝記を書くために逗留している。でも知らなかった。この世には行ってはならない町があることを……。鬼才作家の名を一躍高からしめたデビュー長編。衝撃のダーク・ファンタジイ。訳者あとがき=浅羽莢子

著者紹介

ジョナサン・キャロル

アメリカの作家。1949年ニューヨーク生まれ。ウィーン在住。80年『死者の書』でデビュー。88年「友の最良の人間」で世界幻想文学大賞を、92年『犬博物館の外で』で英国幻想文学大賞を受賞。その作風はしばしば「ダーク・ファンタジイ」と称され、日常生活に突如として夢や幻想、怪異など超常的な要素が出現する展開を特徴とする。主な著作に『炎の眠り』『木でできた海』などがある。

浅羽莢子 (アサバサヤコ)

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。

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