ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ウシナワレタモノタチノホン 失われたものたちの本

失われたものたちの本

在庫あり

定価
1,320円(本体価格:1,200円)
ジャンル
  1. ファンタジイ > 異世界ファンタジイ
レーベル
  1. 創元推理文庫(F)
判型
文庫判
ページ数
446ページ
初版
2021年3月12日
ISBN
978-4-488-51706-9
Cコード
C0197
文庫コード
F-コ-2-1
装画
天羽間ソラノ
装幀
藤田知子

オンライン書店で購入

内容紹介

全米図書館協会アレックス賞受賞作

母親を亡くして孤独に苛(さいな)まれ、本の囁(ささや)きが聞こえるようになった12歳のデイヴィッドは、死んだはずの母の声に導かれて幻の王国に迷い込む。赤ずきんが産んだ人狼、醜い白雪姫、子どもをさらうねじくれ男……。そこはおとぎ話の登場人物たちが蠢(うごめ)く、美しくも残酷な物語の世界だった。元の世界に戻るため、少年は『失われたものたちの本』を探す旅に出る。本にまつわる異世界冒険譚。スピンオフ掌編「シンデレラ(Aバージョン)」を収録。訳者あとがき=田内志文

著者紹介

ジョン・コナリー

1968年アイルランド生まれ。犯罪小説、ホラー、ファンタジーなどを執筆。ダブリン大学およびダブリンシティ大学で学んだ後、フリーのジャーナリストとして活動。1999年のデビュー作『死せるものすべてに』はシェイマス賞を受賞したほか、ブラム・ストーカー賞とバリー賞にノミネートされた。2007年に『失われたものたちの本』で全米図書館協会アレックス賞を、2014年に本書収録の短編「キャクストン私設図書館」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞とアンソニー賞の最優秀短編賞を受賞した。2023年には『失われたものたちの本』の17年ぶりの続編となる『失われたものたちの国』を発表し話題となる。

田内志文 (タウチシモン)

文筆家、スヌーカー選手。訳書にコナリー『失われたものたちの本』『キャクストン私設図書館』、ジャクソン『10の奇妙な話』『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』、カウフマン『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹』、スティーヴンソン『新訳 ジキル博士とハイド氏』、オーウェル『1984』などがあるほか、アンソロジー『辞書、のような物語。』に短編「レネの村の辞書」が収録されている。

この本もおすすめ