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フランクヲシマツスルニハ フランクを始末するには

フランクを始末するには

在庫あり

定価
1,144円(本体価格:1,040円)
ジャンル
  1. 海外ミステリ > ミステリ
  1. 海外ミステリ > 短編集
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
302ページ
初版
2012年4月27日
ISBN
978-4-488-24205-3
Cコード
C0197
文庫コード
M-マ-24-1
装画
ソリマチアキラ
装幀
中村聡

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内容紹介

フランク・ヒューイットは芸能界の大スター。殺し屋の“わたし”は彼の殺害を依頼され……。二転三転するスター暗殺劇の意外な顚末を描いた英国推理作家協会短篇賞受賞作のほか、刑事の相棒に赤ん坊が採用され一緒に捜査を行う「マイロとおれ」、買いものリストだけで成り立つ異色作、ミステリ出版界の裏事情を語る一篇など多彩な12作。奇想とユーモアあふれる傑作短篇集です。解説=野崎六助


*第8位「本の雑誌が選ぶ文庫ベストテン2012」(『おすすめ文庫王国2013』)

目次

「マイロとおれ」
「緑」
「エディプス・コンプレックスの変種」
「豚」
「買いもの」
「エスター・ゴードン・フラムリンガム」
「万事順調(いまのところは)」
「フランクを始末するには」
「契約」
「ビリーとカッターとキャデラック」
「プレストンの戦法」
「凶弾に倒れて」

著者紹介

アントニー・マン

オーストラリア出身の作家、映画制作者、ミュージシャン、ソングライター。〈エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉などに短篇ミステリを発表。1999年、本書収録の「フランクを始末するには」で英国推理作家協会(CWA)短篇賞を受賞した。

玉木亨 (タマキトオル)

1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書にクリーヴス『大鴉の啼く冬』『白夜に惑う夏』、ケリー『水時計』、サンソム『蔵書まるごと消失事件』、マン『フランクを始末するには』などがある。