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コショノライレキ 古書の来歴

古書の来歴

在庫あり

定価
1,650円(本体価格:1,500円)
ジャンル
  1. 海外ミステリ > 歴史ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
588ページ
初版
2023年11月10日
ISBN
978-4-488-21607-8
Cコード
C0197
文庫コード
M-フ-41-1
カバーデザイン=柳川貴代+Fragment

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内容紹介

第2回翻訳ミステリー大賞受賞作

伝説の古書『サラエボ・ハガダー』が発見された──その電話が、数世紀を遡る謎解きの始まりだった。この本は焚書(ふんしょ)や戦火の時代を経ながら、誰に読まれ、守られ、現代まで生き延びてきたのか? 古書鑑定家のハンナは、ページに挟まった蝶の羽からその旅路をひも解いてゆく。──科学調査に基づく謎解きの妙と、哀惜に満ちた人間ドラマが絡み合う、第2回翻訳ミステリー大賞受賞作! 訳者あとがき=森嶋マリ/解説=千街晶之

著者紹介

ジェラルディン・ブルックス

1955年、オーストラリアに生まれる。シドニー大学卒業後、シドニー・モーニング・ヘラルド紙にて3年間記者として活動したのち、奨学金を得てコロンビア大学に留学。以降、ウォールストリート・ジャーナル紙でボスニア、ソマリア、中東地域の特派員として活躍し、その取材経験をもとにノンフィクションを執筆した。2001年、『灰色の季節をこえて』を発表し小説家デビュー。05年発表の『マーチ家の父──もうひとつの若草物語』でピューリッツァー賞のフィクション部門を受賞した。08年に発表した『古書の来歴』は20ヵ国語以上に翻訳されるベストセラーとなっており、22年発表のHorseではアニスフィールド・ウルフ図書賞を受賞している。

森嶋マリ (モリシママリ)

東京都生まれ、武蔵野美術大学短期大学部デザイン学科卒。英米文学翻訳家。主な訳書にモス「ラビリンス」「悪魔の調べ」、キャンベル「囚われの愛ゆえに」、ユウ「南国ビュッフェの危ない招待」、カマル「喪失のブルース」などがある。