*第9位『IN★POCKET』2012年文庫翻訳ミステリー・ベスト10/翻訳家&評論家部門
女は裸で波間にただよっていた。脳裏をよぎるのは、陵辱されたことではなく手指の骨を折られたことだった。──そして小石の浜で遺体が見つかる。被害者は長時間泳いだ末に力尽き、溺死していた。一方、死体発見現場から数キロ離れた港町では三歳になる被害者の娘が保護される。なぜ犯人は母親を殺したのに娘を無傷で解放したのか? なぜ、海を恐れ船に乗らなかった女性が溺死したのか? 現代英国ミステリの女王が放つ稀代の雄篇。解説=杉江松恋
ハカイシャ 破壊者
在庫なし