●山田風太郎氏推薦――「参った! この凄じいばかりの克明さには確かに参った」(『戦中派闇市日記』より)
ポンスン卿殺しの容疑者は3人いた。ミステリの愛読者は、冒頭の1行のヒントから犯人を推定しはじめるだろう。しかし事件は後半にいたって三転四転し、読者を翻弄する。クロフツの独壇場であり、アリバイ崩しの妙技でもある。本格推理小説の醍醐味と重厚な謎ときのスリル! タナー警部の執拗な捜査を描く、本邦初の完訳版。
ポンスンジケン ポンスン事件
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