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シミノテチョウ17 紙魚の手帖 vol.17 JUNE 2024

紙魚の手帖 vol.17 JUNE 2024

在庫あり

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 紙魚の手帖
  1. 国内ミステリ > ミステリ
判型
A5判並製
ページ数
350ページ
初版
2024年6月14日
ISBN
978-4-488-03122-0
Cコード
C0093
装画
飯田研人
装幀
アルビレオ

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内容紹介

■2024年必読作・ペリン『白薔薇(しろばら)殺人事件』冒頭先行掲載や、ブックガイドなどで贈る、「謎解きの魅力、再発見! 初夏の翻訳ミステリ特集」。■読切 〈福家警部補〉シリーズ最新作! 大倉崇裕「亡霊」。不死の少女をめぐる美しい物語、川野芽生「不死者の物語 ―女生徒」。■第24回本格ミステリ大賞全選評、一挙掲載。■特別企画 〈エリ沢 泉〉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)&〈明智恭介〉シリーズ最新作刊行記念「対談 櫻田智也×今村昌弘」ほか。

目次

【特集 謎解きの魅力、再発見! 初夏の翻訳ミステリ特集】
白薔薇(しろばら)殺人事件 クリスティン・ペリン 上條ひろみ 訳
●【冒頭先行掲載】十六歳のとき、殺されると予言された通りに殺害された大叔母。彼女は、予言が的中したときのために、約六十年をかけて人々を調査していた。「正しい娘」が犯人を見つけると信じて――

『白薔薇殺人事件』登場人物紹介イラスト 松島由林
コラム 現代海外謎解きミステリについて  若林 踏
コラム 2024年上半期翻訳ミステリの動向  古山裕樹

祝祭日の死体 ピーター・トレメイン 田村美佐子 訳
●聖人の亡骸に奇跡が? 修道女フィデルマが巡礼先で遭遇した不可解な事件

【小説・連載】
二月に憂鬱な君へ お蔦さんの神楽坂日記 西條奈加
●図書室で見つけた不思議な宛名の便箋には、暗号のような図とメッセージが添えられていて――

きみのかたち 第12回 坂木 司
●シュンのマンションや近所のコンビニに出入りする子供たちは何者か? 悩む大地の前に意外な協力者が……

粒と棘 第5話 幸運な男 新野剛志
●GHQに接収された洋館の料理人として、男は平穏な生活を手にしたはずだった――終戦後の東京で生きるひとびとを活写する連作

フルハウス 第2回 堂場瞬一
●オークランドで出た多数の怪我人のうちの一人が須山だった

不等辺五角形 第3回 貫井徳郎
●事件関係者のなかで食い違い始める認識。証言は一巡して、語り手は再び最初の証言者へ

【小説・読切】
亡霊 大倉崇裕
●犯人も犯行も明らかにもかかわらず犯人は「この世」から忽然と消え去った――福家警部補シリーズ新作

不死者の物語―女生徒 川野芽生
●父親のひとり、宿命者のイギシュの死をきっかけにリュリュは宿命者たちの集う寄宿学校で暮らすこととなった

【コミック】
第7回 日常生活殺人事件 熊倉 献
●熱にうなされたミステリ編集者が幻視する、日常生活に潜む〝事件〟の数々

【第24回本格ミステリ大賞全選評】
第24回本格ミステリ大賞受賞作決定!
第24回本格ミステリ大賞選考経過
受賞の言葉 [小説部門]青崎有吾 [評論・研究部門]川出正樹
選評 小説部門
選評 評論・研究部門

【創立70周年記念企画】
エッセイ 「わたしと東京創元社」
●豪華執筆陣による一年限定特別連載!
有栖川有栖/加納朋子/近藤史恵/野口百合子/東川篤哉/アンソニー・ホロヴィッツ

【特別企画】
〈エリ沢 泉〉&〈明智恭介〉シリーズ最新作刊行記念 対談 櫻田智也×今村昌弘

【ESSAY】
私の小さな地図帖 その七 ハーモニカの歌 山崎佳代子
装幀の森 第12回 柳川貴代
翻訳のはなし 第十五回 時代 山田順子
乱視読者の読んだり見たり 第12回 鏡の迷路 若島 正
ホームズ書録 資生堂デザイナーのホームズ・パロディ! 北原尚彦

【COLUMN】
みすてりあーな・のーと その4 追悼・岩崎正吾 戸川安宣
ごほうびごはん*ピスタチオとダークチェリーのムースケーキ 庵野ゆき
行かない旅の栞*カーナビと金の鹿 黒木あるじ
読書日記 弥生小夜子

【INTERVIEW 期待の新人】
羽生飛鳥

【INTERVIEW 注目の新刊】
『怪談刑事(デカ)』 青柳碧人
『失われたものたちの国』 ジョン・コナリー

【訃報】
追悼 山本 弘 芦辺 拓・大森 望

【BOOKREVIEW】
[文芸全般]   瀧井朝世
[国内ミステリ] 宇田川拓也
[翻訳ミステリ] 村上貴史
[SF]      渡邊利道
[ファンタジイ] 三村美衣

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