大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ハンプティ・ダンプティの墜落死に遭遇する夢を見た後大学に行ってみると、キャンパスの屋上から玉子という綽名の博士研究員が墜落死を遂げていた。次に亜理が見た夢の中で、今度はグリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死すると、現実でも牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繋がっているらしい。不思議の国では、三月兎と頭のおかしい帽子屋が犯人捜しに乗り出していたが、思わぬ展開からアリスは最重要容疑者にされてしまう。もしアリスが死刑になったら、現実世界ではどうなってしまう? 彼女と同じ夢を見ているとわかった同学年の井森とともに、亜理は事件を調べ始めるが……。邪悪で愉快な奇想が彩る、鬼才会心の本格ミステリ
*第4位 『このミステリーがすごい!2014年版』国内編
*第6位 『2014本格ミステリ・ベスト10』国内編
*第8位 『ミステリが読みたい!2014年版』国内編
*第13位 『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』国内編
*第1位 2014年 啓文堂書店 文芸書大賞
アリスゴロシ アリス殺し 【単行本版】
在庫あり
- 定価
- 1,870円(本体価格:1,700円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- 四六判上製
- ページ数
- 254ページ
- 初版
- 2013年9月20日
- ISBN
- 978-4-488-02546-5
- Cコード
- C0093
- 装画
- 丹地陽子
- 装幀
- 藤田知子
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内容紹介
2014年 啓文堂書店 文芸書大賞 第1位